11 宮沢賢治詩碑と賢治祭

賢治祭とは、命日(9月21日)に賢治の詩碑の前で毎年開かれる命日を弔う行事。 全国から大勢の賢治ファンがやってくる。夕方から始まり約3時間位行われる。詩の朗読や合唱、賢治をめぐる人々のお話などがある。私が参加した98回忌の時は、生前、賢治が好んだ「鹿踊り(ししおどり)」が花巻農業高校の生徒さんによって、また「鬼剣舞」(おにけんばい)が保存会の方々によって演じられていた。今年は賢治の生誕100年(石川啄木生誕110年でもある)にあたるので、各地でいろいろな催しが行われる予定。
賢治の詩碑には、「雨ニモマケズ」の後半部分が高村光太郎の書で刻まれている。


賢治の詩碑案内板(賢治に関する案内板はこれで統一されているようだ)


賢治詩碑の解説
これによると、ここは羅須地人協会設立の地であり、「雨ニモマケズ」の詩碑は死後3年後に建立され、書は高村光太郎、石碑の下には遺骨と経文が納められているとのこと


見えにくいかもしれないが、「雨ニモマケズ」の碑文には、誤りが後で見つかって、光太郎自らが横に書き直したといういきさつがある。
「デクノバウトヨバレ」の「バ」を「ボ」と横に書き直している。


詩碑全景
ここで、賢治祭が毎年行われる


賢治詩碑(つまり当時の羅須地人協会)の下にある「賢治自耕の地」 今は田圃になって面影はないが、昔は畑だったという。そして、有名な「下ノ畑ニ居リマス 賢治」の下の畑がこの辺である。


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