10 宮沢賢治記念館
花巻の近郊にある賢治がよく散歩した場所、胡四王山(こしおうざん)にある宮沢賢治に関する研究と展示を行っている記念館。愛用したセロ(チェロ)や各種作品の原稿を見ることができる。また賢治は、詩人、童話作家、農民、教師、宗教家、地質学者であっただけでなく絵画、肥料設計、音楽、エスペラント語研究、など多方面にわたる足跡を残した人なので、それらをわかりやすく環境、信仰、科学、芸術、総合、資料、農村の7部門に分けて展示・解説している。まさに賢治ファンにとっての聖なる山。
なお、記念館の下の方には「ポランの広場」という庭園があり、賢治設計の花壇と日時計花壇があるので、お見逃しなく。
また、花壇と言えば、近くに花巻温泉郷というところがあり、そこのバラ園にも賢治設計の花壇があるので、花巻温泉にお立ち寄りの際はぜひ見て下さい。
この記念館の隣には「宮沢賢治イーハトーブ館」がある。賢治研究が行われている。
できれば、帰りにちょっと足をのばして、日本の近代洋画のフォービズムの祖、萬鉄五郎(よろずてつごろう)の記念館にぜひお立ち寄り下さい。ついでに新渡戸記念館(5000円札でおなじみの新渡戸稲造。国際連盟の事務総長だった。)も見ていただければありがたい。
(宮沢賢治記念館のご協力で、内部の写真撮影を許可していただきました。)
宮沢賢治記念館の駐車場に隣接する注文の多い料理店「山猫軒」
賢治記念館の入り口にある「よだかの星」のレリーフ
賢治記念館入り口
賢治の書いた水彩画(日輪と山)
賢治愛用のセロやレコード、メトロノームなど
花巻農学校教師時代の賢治(座像)
花巻農学校教師時代の賢治(立像)花巻農学校の裏の野良で
盛岡高等農林学校在学中の賢治
賢治が使用していたのと同型の地質調査道具
「永訣の朝」の原稿
ピントがあっていなくて申し訳ありません。
「銀河鉄道の夜」の原稿(末尾部分)
羅須地人協会時代に実際に使用していたクワ
「銀河鉄道の夜」の原稿
何度も何度も手を入れた後がうかがえる
記念館内にあるプラネタリウム
記念館下にある「ポラーノの広場」
残念ながら雪で下まで行けなかったので、賢治設計の花壇は写真に納められなかった。
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