切れ込みの数による分類

切れ込みのある葉のことを分裂葉(ぶんれつよう)と言う。
葉に切れ込みがあり、それによっていくつの部分に裂(さ)けているかによって分類できる。
例えば「3裂」と言った場合には、2つの切れ込みによって、3つの先端が表れているものを指す。
決して、3つの切れ込みを言うのではないことに注意したい。

こうしてみると、切れ込みがゼロもある(=丸い形やだ円の形になる)だろうが、なぜ2裂がないのだろう。
ピースサイン、ブイサインを指でつくってみるとよい。一番ポピュラーな形のような気がするのだが、、、。
なんでだろう??? 不思議だね。

いくつに分かれる 絵柄 写真 代表的な樹木
3裂
トウカエデ
トウカエデ
3〜5裂
アオギリ
アオギリ
イチジク
5〜7裂
イロハモミジ
イロハモミジ
7〜9裂
ヤツデ

ハリギリ
ハリギリ
ヤツデ

写真の出典について
シラカバ・ダケカンバ・ミズキ・ナナカマド以外の写真は情報処理進行事業協会(IPA)と(財)コンピュータ教育開発センター(CEC)による
「授業で無償で使える著作権処理済み画像素材集 教育用画像素材集」http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/からそのルールに従って転用させて頂いた。
 筆者にも数枚の写真があったが、見る人のことを考えてサイズを出来るだけ統一するためにあえてオリジナル写真にこだわらず、このページのみ、なるべくIPAの写真を使うことにした。


文献の出典について
一覧表の分類は、身近な樹木ウォッチング 淡交社の付録図と山渓フィールドブックス 樹木にある付録図を適宜参照しながら筆者がまとめた。イラストも筆者である。