5 盛岡白百合学園小学校  (小井田敦子・小野寺俊博教諭)


盛岡白百合学園小学校 小井田敦子先生集約


1 今回の授業はおもしろかったですか。

1 とてもおもしろかった 22人
2 すこしおもしろかった 2人(ちょっとあきた1名)
3 あまりおもしろくなかった 0人

2 おもしろかった人はどんなところがおもしろかったですか。

・いつもはぜんぜんみられない魚を見せてくれたりしたところや、安倍冨士男先生が宙返りをしてくださったところがおもしろかったです。
・普段海で見られない魚やタコ、人で、ナマコなどがみれてとてもおもしろかったです。
・海の色が水色だと思っていたのに深い緑色だったこと。
・アメフラシが紫色の液を出したところがおもしろかったです。
・カキの赤ちゃんをみれておもしろかったです。
・その場で自分たちの考えた質問がインターネットでに出してもらえるとことがおもしろかったです。
・アメフラシのはく紫色の煙みたいなものがおもしろかった。あのけむりは、、、、?
・あまり海に潜って生き物を見たことがないので、こういう体験はおもしろかったです。
・タコがスミをはいたところ。
・沈没船があるんですか、のところ。
・いろいろな物がありとても勉強になりました。特にウニの毛が動いたところがおもしろかったです。
・安倍先生が宙返りをしたところ。
・聞いたことはあるけれど実際には見たことのないアメフラシは、とてもおもしろいなと思った。
・先生が宙返りをしたところ。
・呼吸の音であまり聞こえなかったけど、タコがスミをはいたり先生が宙返りをしたところがおもしろかったです。
・安倍先生が一回転したところ。
・声があまり聞こえなかったけど、きれいなヒトデを見られてうれしかった。
・タコが怒ってスミを出したところがおもしろかった。安倍先生が宙返りをするのがおもしろかった。アメフラシがむさきの液をだすのがおもしろかった。
・タコがスミをはいたところ。
・いろんな魚が見られて、その中のタコがすごいスピードで逃げていったところです。
・海の中に行ったことがないけど、海に潜った気分で楽しかった。
・安倍先生が宙返りをしたところ。
・タコがスミをはいたところです。スミをはいたところがおもしろかったです。
・タコがすみをふいているところがおもしろかった。あと安倍先生が宙返りをしたところ。
・おもしろい体験をしたな、、、と思いました。アメフラシってかーーーわいい!!!

3 今回の授業で印象に残った生物・出来事は何でしたか。(複数回答)

1. タコ(17人)
2. アメフラシ(9人)
3. ウニ(9人)
4. イトマキヒトデ(9人)
5. ナマコ(6人)
6. 安倍先生の(カッコイイ)宙返り(5人)
7. アワビ(3人)
8. 安倍先生が重い石を軽々と持ち上げたところ(2人)
9. 安倍先生がタコと遊んでいるところ(2人)
10. アメフラシの赤ちゃん(1人)
11. ホヤ(1人)
12. やどかり(1人)
13. サカナ(1人)
14. アイナメ(1人)

4 海に潜ってみたくなりましたか

1 はい 23人
2 いいえ 1人

5 画面がよくみえましたか。

1 はい 16人
2 いいえ 8人

6 音がよく聞こえましたか。

1 はい 12人
2 いいえ 12人

7 どんな場所がおもしろいと思いますか。

1 地底湖 8人 2 空 3人 3 宇宙16人 4 川 2人 5 海 1人 外国 12人   その他 土の中、ブラックホール、ハワイ、テレビ局、山、雲

8 感じたこと・思ったことを自由に書いてください。

・アメフラシがむさき色のスミみたいなものをはいたところがとてもおもしろかったです。
・またやりたいです。
・三陸海岸に潜りたい。
・ふだん、サカナや貝はよく見るけど本当に水の中で働いているところや住んでいるところは見たことがなかったので、よかったです。
・ウニに目があるなんて初めて聞きました。海の中のものすべてがいきているなんても初めて聞きました。この授業はとても楽しかったです。またやりたいです。
・さかながこなかったことです。それとウニを割ってもらえなかったことです。あと安倍先生がタコと遊んだことです。イルカにも会いたかったなあ。
・やっぱり、アワビの子供は小さくてかわいかったし、アメフラシが紫色の液を出したのは、びっくりしたからだと思う。
・今回の授業はとても楽しかった。三陸海岸の頃がとてもわかった。タコとの決闘がみられなくて残念だった。
・アメフラシが紫色のものを出したところがおもしろかったです。
・私が安倍先生の言葉が泡でぶくぶくしてよく聞き取れませんでした。今度は宇宙をインターネットでみたいです。
・さかなが寄ってこなかったので残念だった。
・初めての海の中の生物をみて私の知らない生物が沢山にてとてもドキドキしてみていました。また今度もしあったらいろいろなことを聞いてみたいと思います。
・イルカに会いたかったです。
・私は初めて三陸海岸をみました。普通の海より、すごくきれいでした。(ハワイのワイキキビーチ)
・イルカは簡単には見つからないことがわかった。
・自分も潜っているみたいでとてもおもしろかった。さかなもいたし、満足。三陸の旅行に行きたい。
・わたしが潜ろうとしたらサメが来たりするかも知れないなと思った。
・やっぱり、イルカにはどうしても会いたかったです。そして私は海の中で見た生き物がとても勉強になりました。とても楽しかったです。さかなにも会いたかったです。
・三陸の海はとてもきれいだなあと思いました。それとさかながよく見えたらよかったと思います。
・今度は私も泳いで本当にこの目で海の中を見てみたい。
・私は三陸海岸のお勉強をしてとても楽しかったです。残念だったことは生き物が少なかったことです。
・さかながこないのがちょっと残念でした。サメが見たかったです。
・本当に海は生きているんだなあと思った。落書き風に「イルカはイルカな?」「さかながあんまりいなかった。」「サメこないかな。先生が食べられるからやーめよ。」「あとはない。」
・思っていたよりも生き物が少なかったなと思いました。私も海へ潜ってみたいです。




海底学習の感想 

                        盛岡白百合学園高等学校  小野寺俊博

 今回の海底からの授業という実践は、学習におけるコンピュータというツールのあり方を考えるうえで、非常に大きな意味を持つものだったと私は感じました。
 もちろん、授業の進行や内容などといった細かいところまで目を向ければ、各先生方からご指摘があったように多少の問題点がなかったわけではないように思われますが、そういうことは私の意見としては抜きにして、大きな視点から今回の実践の持つ意味について考えてみたいと思います。
 今回の実践が持つ意味として、私なりに以下のようなことが挙げられると感じました。
・ コンピュータを「情報」の教科だけではなく、他教科でもいかようにも利用出来ることを例示してくれた。
・産官学が一体となった今後の学習のあり方、学校のあり方を考えさせてくれるものとなった。
・教室という閉鎖的な空間からの時間的空間的制約を超えた授業のあり方を例示してくれた。
・ 従来のメディア教育に見られる一方的な知識の教授ではない、双方向的なメディア教育のあり方を例示してくれた。
これらは、私のように教育とコンピュータのあり方を学んだ人間から見れば、まさにしてやったりの実践であったわけでありますが、マスメディアの注目ぶりを見ても明らかなように、教育へのコンピュータの導入を懐疑的に思っていた人々にとっても、大きな衝撃であったことは間違いなかったように思います。
 そしてなにより、今回の実践を取材に来ていた河北新報の記者の言葉が、私にとって非常に印象的でした。「このような双方向性を持つメディアを使うことによって、教師が学校の中にいてかつ授業を行うのは1人、ということにとらわれなくてもいいようになるかもしれませんね。」
すなわち、様々な地域に教師よりもずっと詳しい様々な分野のエキスパートがいるのであって、双方向的なメディアを学習に用いることによって、例えば社会の授業なら、A班は方言についての講義を受けたり調べ学習をしたりする、その脇ではB班がその地域の特産物について学習するなどということが、可能になるのだろうというのです。
今回の実践は、かのアームストロング船長ならぬ、安倍潜長の「大きな一歩」であったのではないでしょうか。