1 真城小学校     (石川正広教諭・乾一樹教諭)


真城小学校 乾一樹先生集約
「海底からのリアルタイム遠隔共同授業」アンケート


1. 今回の授業はおもしろかったですか。

@ とてもおもしろかった......20人
A すこしおもしろかった......5人
B あまりおもしろくなかった..0人

2. おもしろかった人と、すこしおもしろかった人は、どんなところがおもしろかったですか。

・ アメフラシが紫の液体を出した所です。
・ タコが腕に吸い付いたところ。
・ タコがグニャグニャしておもしろかった。
・ タコが先生にしがみついたこと。
・ タコが墨をはくところがおもしろかったです。
・ タコが泳ぐところとか、ヒトデが岩から落ちたところ。
・ やってもらいたい事をやってくれたり、いろいろな生き物を見れたこと。
・ いろいろな生物やへんな魚がいたのでおもしろかった。
・ ヒトデやウニや魚たちがいた事です。
・ 海であまり見られない生物がいたから。
・ 海の中からやったことが、おもしろかったです。
・ 生き物を捜すところです。
・ いろいろな海の生物が見られ、保護色は海にもあるのだなと思いました。
・ 安倍さんが宙返りしたところ。
・ 初めてああゆうふうに授業をやったので、だんだん海に行きたくなりました。
・ まるで本当に海の中にいるような気分で勉強できたから。

3. 今回の授業で印象に残った生物・出来事は何でしたか。

・ ウニとアメフラシとヒトデとタコです。
・ タコ、アワビ、ウニ、アメフラシ、ヤドカリ、など。
・ なまこ。
・ アメフラシの吹き出したところ。
・ アメフラシをにぎった時、赤い煙(紫色の液体)がでてきたのが不思議だった。
・ タコが海にいて墨をはいたところ。
・ タコが人にくっついたからびっくりした。
・ 海の中で先生が宙返りをしたところがすごかった。
・ きれいな海が心の中にずっと残りそうです。
・ 私は海の生き物で知らなかったのもあった。
・ 海にいる生き物をたくさん見れたことです。

4. 今回の授業で、

@ 海に潜ってみたくなりましたか.....はい(28人)いいえ(0人)
A 画面がよく見えましたか...........はい(25人)いいえ(3人)
B 音がよく聞こえましたか........はい(13人)いいえ(15人)

5. 次に同じような授業があるとしたら、どんな場所がおもしろいと思いますか。(複数回答)

@ 地底湖(6人)2空(5人)3宇宙(15人)C川(4人)D海(2人)E外国(6人)その他....森、地面の中、溶岩

6. 感じたこと・思ったことを自由に書いてください。

・ おもしろかったです。こういう体験ができてよかった。
・ ホヤやタコは家やお店では見たことがあるけれど、海で見たのは初めてだったので、うれしかったです。安倍先生は海のことをいろいろ知っていてすごいと思いました。私も潜ってみたくなりました。
・ とてもすてきな海が見れたり、見たこともない生物が見れてとてもおもしろかったです。
・ 私達に見せてくれた安倍さんありがとうございました。とてもいい体験になったよ。
・ ぼくも、潜ってみたかったタコにも会ってみたかった。
・ 私は、海にアメフラシという生き物がいるという事が初めて解りました。とても楽しかったしおもしろかったです。
・ またこんども、同じようにやりたいです。安倍先生おつれさまでした。私は、初めてアメフラシを見ました。ヒトデもヤドカリも初めてです。生ダコも初めてです。いい体験になりました。ほんとうにありがとうございました。
・ また見てみたいです。こんどは宇宙の映像を見たいです。
・ もしよければ、うずまき貝をもらいたかった。海もきれいにすれば、もっと生物が増えると思う。
・ なんで俺たちは、海に行けなかったんだ!
・ ヒトデやヤドカリがとてもおもしろかった。
・ こういう授業をしてよかったなぁと思った。
・ よく映っていたし、どうやって人工衛星からくるか不思議でした。
・ 海の生物はいろいろな事をして身を守ることが解りました。
・ 海に行ったことはあるけれど、三陸の海はもっときれいで、ウニとかがいっぱいあってすごいと思いました。
・ とてもきれいだった。聞いたことのない生物がわかってよかった。海の中をもう少し見たかった。
・ よく海の底に潜ったなぁと思った。
・ タコの墨はけっこう黒いんだなと思いました。
・ 海の中は緑色だったんだなと思いました。
・ 安倍先生が一生懸命しゃべっていたのがよく聞こえませんでした。捕まえたタコや魚を逃がしてもよいのかと思いました。
・ 水の下にはあんなに大きな石がいっぱいあることが解ったし、石が水の中だと軽く感じられることが解った。
・ 海の底にもヒトデとかいることが解ってよかったです。
・ 水にはいってすぐの所にもいろいろいるのが解ってよかった。
・ こんなに海にいっぱいの生物がいると思っていませんでした。
・ 海の中にいるような気分をあじわえたけど生き物の生態をもっと見てみたかった。

7. おうちの方へお聞きします。今回のような授業をどのように評価されますか。

・ メールのやり取りを実際に見てみたかった。
・ 何回もやってください。
・ インターネットでは、リアルタイムな映像で、めったに行けそうもない場所や、触れることのできなそうもない物が見られるという。こんなインターネットの使い方もあるのに驚きました。小学生の頃からこんな経験ができて授業も変わっていくのでしょうね。とても良い授業だと思いました。
・ 海の中は見る事が出来ないので、授業でこのように教えてもらえる事は良い事だと思いました。
・ コンピューターに接する事はおもしろく学べ勉強にもなるのでどんどん増やしてほしいです。
・ とてもおもしろいと思います。今回は先生がキーボード入力をしたとの事ですが。次回は生徒達が直接、質問を入力できたらいいなと思いました。私達も参加したいと思いました。
・ 子供が多くの事に関心を持つことができたらいいなと思います。
・ 楽しかったと言って帰って来たので、これからも続けてほしいです。
・ 黒板の授業と違って現地に居るような臨場感ある学習は子供たちにとって、とても新鮮で自然環境を時下に触れているかのようで、楽しかったようですね。このような情報通信を生かしていろんな事をさせたいものです。
・ 良いと思います。どんどんこんな授業を増やした方が良いと思います。
・ 夕食時に、この授業の事をくわしく話してくれました。とても、興味を持ち印象に残ったようです。私自身も、実際に見てみたいですね。子供達にとってふだん見ることのない世界に引き込まれたような不思議な気持ちになったのでは....子供は、とても喜んでいました。参観日にやっていただきたいです。
・ 子供達に限らず、親も関心を持つ授業内容です。今後も続けてほしいと思います。
・ 自分たちが海の中を潜ることができないし、映像だけではなく、質疑応答ができとてもいい経験ができたと思います。今回のような授業は環境、自然の探索、インターネットなど今の子供達にはとても望ましいと思います。
・ とても楽しそうに話してくれました。内容の充実、主旨がうまく子供に伝わっていることが感じられました。
・ 授業に参加したわけではないので、テレビとどこがどのように違うのか解らない。1度授業を見てみたいです。
・ これからは、インターネットを使った授業をどんどん増やした方が、生の映像で説得力があって良いと思います。
・ 子供がすごく興味を示してみてきたので、こういう機会を増やしてもらえれば良いと思いす。
・ 現実には直接見られないことをこういった形で見られるバーチャルリアリティを使った授業はこれからもっと取り入れてほしいと思います。
・ とてもいいと思います。ニュースでも見ましたし、子供から話をきいてもとても感動している様でした。
・ 普段体験出来ない学習が出来、大変良い事だと思います。これからも、色々な取り組みをしてほしいと思います。
・ 海中からリアルタイムで授業がうけられる所がすばらしいと思います。
・ 実に臨場感のある学習だと思います。何より子供達がインターネットに興味を示し今後の実際の活動に対しても大切な事だと思います。
・ インターネットを体験出来た点で評価します。わが家では、子供が初のインターネット体験者となり、家族に自慢げに話す子供の姿が印象的でした。
・ 現地に行かなくても、教室でインターネットというこれからの学習に必要な装置でクラス全員が同じものを見れる事はとてもすばらしいと思います。
・ よかったと思います。
・ とても良いと思います。この様な授業がもっと多くても良いのでは....
・ 今まで経験したことのなかった事、自然とのふれあい、もっともっとしてほしいです。

(無回答..3人)




真城小学校授業者感想レポート

                                    水沢市立真城小学校
                                     石川 正広 [isikawa@cocoa.ocn.ne.jp]


 今回の学習は、実験的な要素を多く含んでいたと思いますが、授業を進める上では、大きな混乱がなかったことや、子供たちにとって印象に残った授業になったことを考えれば、授業として大成功に終わったといってよいと思います。
 思っていたよりも画像がきれいであったことや、動画もなめらかであったことは特筆すべきことです。私もインターネット愛好者の一人ですが、動画をとりこんでもあのようにはいきません。NTTの技術スタッフの皆さんのご努力のおかげですね。最先端の技術に驚かされました。
 内陸にすむ子供たちにとって海の中(水深3〜5m)は未知の世界です。事前授業から子供たちは、どんな生き物が見られるか興味津々で、図書館で海の生き物について調べる子までいたほどでした。ですから、当日はどの子も海中で繰り広げられるドラマにくぎづけでした。生き物が豊富で、名前は聞いたことはあるけど見たのははじめてという物もあったようです。圧巻は、タコと先生との格闘でしょうか。
 今回のようなスタイルの授業は、技術が進歩するにつれて、頻繁に行われるようになることでしょう。そのことを考えると,今のうちに何点か改良すべきことがあるとおもいます。
 技術的なことは分かりませんので、その他の点で授業を進めながら気になったことを書きたいと思います。
 指導案では、一方通行の授業にならないような配慮が盛り込まれていましたが、なかなか難しいものだなあと思いました。ナレーターの方が安倍先生の説明やお話を詳しく繰り返して下さったので、なかなか教師が、画面の説明や追加説明をする間をなかなかとることができなかったのです。また、子供たちも画面を見たり、説明を聞いたりすることにせいいっぱいで、なかなか質問ができませんでした。
 そこでナレーターと教師の役割を指導案どおり確立させること(ナレーターを子供たちや安倍先生から出される質問や答えの仲介役とし、教師を場面の説明役とする。)、子供たちがいったん画面から離れ、質問や答えを考える時間を設けること、などが必要と思いました。
 今までインターネットといえば、情報を得る手段の一つとしてしか考えていませんでしたが。今回の授業では、改めてよさを実感しました。一見テレビ放送の生中継と同じようにも感じられますが、大きな違いは、受信者が、情報を手にいれると同時に自分の質問や意見を相手に送ることができること。そしてすぐにその返信をもらえることです。
 今回は、教師が質問を送信したのですが、やはり子供たち自身の手で質問を送信させたいものです。そのためにはローマ字打ちの指導が大切になってきます。そうすれば、子供たちもインターネットの面白さを実感できるのではないかと思います。今回の私の反省材料の一つです。
思いつくことを長々と書いてきました。以上が今回の授業の感想です。乾先生からのお話でひきうけたものの、今回のようなスタイルの授業自体はじめてということもあり私自身、なかなかイメージが思い浮かばず、戸惑いながらの授業でした。しかし安倍先生をはじめとし、NTTの皆様のおかげで、子供たちにとって、思い出に残るいい学習になりました。心から感謝いたします。また、このような授業をする機会がありましたら、一声かけてください。今回の反省をもとにして、自ら勉強をして今度こそいい授業にしたいと思いますから。よろしくお願いします。