三陸海岸下見調査報告

日時 7月3、4日(土、日)

メンバー 昆、古保、島崎(NTT先端技術研究所) 金野(NTT-TE東北) 安倍(盛岡白百合学園) 計5名


コース 

第1隊(昆、金野、安倍)

盛岡市-陸前高田市ー大船渡市ー三陸町ー釜石市ー大槌町ー山田町ー宮古市ー盛岡市

第2隊(古保、島崎)

盛岡市ー葛巻町ー久慈市ー野田村ー普代村ー田野畑村ー田老町ー宮古市ー盛岡市


第1隊の様子のみ抜粋して報告

1 陸前高田市 長部漁港に停泊していた木造船


2 舟にはきれいな彫り物があった


3 市場で即売されいたホヤ


4 陸前高田市にある「海と貝のミュージアム」外観


5 ミュージアムで飼育されている「オウムガイ」


6 「たつのおとしご」 昔はいろいろな海岸にいたのだが


7 1.28Mもあるオオジャコ パラオ共和国大統領より寄贈

 


8 カワシンジュガイの解説 なんと200年も生きる最も長寿な貝らしい(解説文より)

  そういえば私も岩手県の猿ヶ石川を調査したときも1個だけ見つけたことがある


9 大船渡の門の浜にある「県栽培漁業センター」 アワビの稚貝と鮭の稚魚を育てている。

 


10 大船渡湾を津波からまもる湾口防波堤 内側 波がない

昭和35年5月24日午前4時頃発生のチリ地震津波によって死者行方不明者53人、被害総額80億円の被害を被った。

そのためもともと0.8キロメートルあった湾口を北と南から防波堤をのばし中央部を200メートルだけ残すことになった。

昭和38年から4年の歳月と19億円の工事費、1万6千トンのセメント、120万キロ立方メートルの投石を要した。

防波堤によって、市民の安全が守られるようになった反面、湾内養殖業への悪影響が指摘されている。


11 外側 うねりがある


12 大船渡の穴通磯(あなとおしいそ) 観光船が穴の中を通るという

 


13 三陸町 綾里湾にある漁港 今回の遠隔共同学習の場となる漁港

透明度が非常によく、このあたりでは岸壁から5〜6メートルの下の海底まで透けて見えた。

確認できた生物は、ムラサキウニ、バフンウニ、アワビ、ホヤ、アメフラシ、ナマコ、シュウリガイ、ヒトデ、アイナメなどであった。なおウニやアワビなどは栽培されているものなので勝手に捕獲してはいけないことになっています。私たちは地元漁協さん、県の大船渡地方振興局さんのご協力を得て調査をさせて頂いています。

 

 


14 三陸町吉浜(よしはま) 扇洞(おおぎほら)漁港

   波が荒くてちょっと共同学習の場には向かない様子。一歩間違えば遭難の場となりそうな気配。

 


15 写真はありませんでしたが、「根白(こんぱく)漁港」も確認した。


16 三陸町吉浜 千歳(せんざい)漁港 

ここもミニ浄土ヶ浜と行った感じの静かな入り江で、透明度も大変よかった。また景色が最高で我々としては第2番目の候補地としました。ガイドを見てみるとここは「東北二五景勝地」の1つになっている。

 

 

 


17 三陸町吉浜海水浴場 波が打ち寄せてサーファーが数人波乗りをしていました。

三陸海岸は宮古市を中心に北と南にわかれ、北部は隆起型、直線型の海岸。南部は沈降型のリアス式海岸である。

また南部三陸海岸は暖流の影響を受けるためきわめて温暖で、「岩手の湘南」と称され、北部三陸海岸は寒流の影響を受けるため

しばしば冷夏の原因となる「ヤマセ」が吹く。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の「寒サノ夏ハオロオロ歩キ」の寒い夏はこの「ヤマセ」のせいであるという。確かにこの日も天気が良かった割にはガスがかかっていた。 


18 宿泊した吉浜の「民宿 キッピン」と夕御飯

解禁前ということで、生のウニは出なかった。

このキッピンというのは言うまでもなく「吉浜」の音読みで、「キッピンあわび」として国際的に有名ではるばる中国まで干物にして輸出されていたと言います。

 


19 釜石湾 釜石港にて かつて海の三陸博覧会が開催された場所 今は記念館があるだけで、工場や企業が立地している。


20 釜石市両石湾 水海(みずうみ)海岸 愛の浜海水浴場 


21 釜石市室浜漁港 我々は共同学習のための未だ明らかになっていない素晴らしい漁港を訪ねあるいた。しかしここはカキの養殖中心の漁港で当然、透明度はよくなかったし、肉眼で生物を確認できなかった。


22 大槌町 吉里吉里(きりきり)海岸 フィッシングボートが整備されていた。当然透明度はすぐれなかった。

 


23 吉里吉里を過ぎて観光客やサーファーで込む浪板海岸を落胆しながら、通りすぎようとしていたら素晴らしいポイントを発見。浪板海岸の北に位置する小さな漁港。漁港名確認できず。

 車は直進では下りられず、つづら折をスイッチバックしながら下りていった。透明度、ISDN回線も臨時にひけそうだ。我々はこの場所を第三番目の候補地とした。

 


24 船越湾のかなり高い場所にある「四十八坂(しじゅうはっさか)展望台」

今は見通しのよい展望台だが、その昔は四十八も坂のある難所だったらしい。

この後写真は無いが、船越半島に入り、船越漁港海水浴場、荒神海水浴場、マリンパーク山田を通って海浜キャンプ場、大浦港、小鳥谷(こずや)海岸を踏査。

 その後山田湾を通過し、宮古に入る。宮古で昼食を食べて、一路106号線を盛岡へ向かった。


25 帰り道の新里村 カヌー公園


参考文献

三陸海岸 北上山地の地名 小島俊一著 トリョーコム

岩手の地名ものがたり 小島俊一著 熊谷印刷出版部

岩手の地理案内 巡検の記録 岩手県高等学校教育研究会 社会科部会・地理部会 一関プリント社

岩手の歩き方 まだ見ぬ山へ まだ見ぬ里へ 発見の旅へ 金野静一他 宝峰

岩手県広域詳細道路地図 昭文社

るるぶ岩手 99年版

マップル岩手 99年版